明日できることは今日やる

必要になる前に必要な知識や技術は身につけておくべき

MacへのCern ROOTのインストール

 

素粒子原子核系の研究者はおそらく使っているであろうグラフ描画ソフト"ROOT"。

研究者のサーバ上でなくても、MacBookに入れとけば手元でちゃちゃっと図が描けるので学会直前の時に重宝する。

あとMacにははじめからpython2系が入っているので、普通にrootをインストールするだけでpython内からROOTライブラリを参照できる。

 

 

 

注意

  • 手順やURLは一応自分がやった時に確認しているが、一切の責任を負わない

 

Rootのページからダウンロード

https://root.cern.ch/downloading-root からまずバージョンを選ぶ。

研究者とかで使ってるROOTのバージョンと揃えたいって場合を除けば、大抵は最新版もしくは一つ古い安定版を持ってくればいいはず。

次に自分のパソコンのOSに合うバージョンをダウンロードする。

例えば私の場合は MacBookAirでOSがEl Capitanだったので

f:id:timewaits4no1:20151208170733p:plain

これです。

ダウンロードしたら展開しておきます。

 

"~/.bash_profile"の設定

デフォルトでは、~/.bash_profileはないので自分で作成してください。

以下では~/localworkというディレクトリ以下にROOTをインストールしています。~/localwork部分は自分がインストールしたいところに適宜読みかえてください。

 

展開したフォルダを~/localworkに移動して、テキストエディタ~/.bash_profileを開いて以下を書き込みます。

#ROOT起動時のロゴをオフにする
alias root='root -l'

#ROOTのパス設定
ROOTVERSION=6.04.12
export ROOTSYS=~/localwork/root_v${ROOTVERSION}
export PATH=${ROOTSYS}/bin:${PATH}
export DYLD_LIBRARY_PATH=${ROOTSYS}/lib:${DYLD_LIBRARY_PATH}

#PythonからROOTのライブラリへのパス
export PYTHONPATH=${ROOTSYS}/lib:${PYTHONPATH}

#g++コンパイラでROOTのライブラリを使えるようにする
alias rg++='g++ `root-config --cflags --libs `'

 

保存したら、bashを読み込みます。

$ source ~/.bash_profile

 

これで使えるはず。